スイス・ジュネーブに留学 滞在許可証の申請方法を紹介
私はスイスのジュネーブ大学に留学しています。ジュネーブ到着してやらなければならない重要事項の一つである「滞在許可証」の申請方法から受け取りまでを、私の経験をもとに紹介したいと思います。
まず日本でやること
スイス・ジュネーブに留学する際は、必ず滞在許可証(Residence permit, Permis de séjour)が必要になります。90日以上滞在する場合に必要です。
ジュネーブ大学から「Invitation Letter」が登録のメールアドレスに届きます。その中に滞在許可証の申請方法が記載されています。
こちらがその部分になります。
4の部分は非ユーロ圏の人向けで、滞在許可証の申請料は237フランで日本円にすると3万円近くかかります。しかし、5の部分を見てみると、日本・シンガポール・マレーシア・ニュージーランド・ブルネイ国籍の人は、その他非ユーロ圏の人とは申請方法・申請料共に違います。日本国籍ならば142フラン(日本円で17000円ほど)で済みますのでありがたいですね。それでもただの許可証ごときに高いと思ってしまいますが笑
何か両国間で協定でも結んでいて安くなっているのかもしれませんが詳しいことは分かりません。
なので日本人の場合は、
①出国の1ヶ月ほど前に、移民局(OCPM)のメールアドレスに必要書類を2つ添付しメールを送らなければなりません。
(というものの私は、めんどくさくて送らなかったのですが、OCPMに行った時に事前登録をしていないと怒られましたので、しっかりやっておくことをお勧めします笑)
必要な書類の1つ「P form - “Demande d'autorisation de séjour à Genève pour ressortissant étranger sans activité lucrative”,」は少しなにを書いたらいいか分からない場所があったので、説明したいと思います。
こちらがその申請書類。
分かりにくい記入場所は2.2・2.6・2.8・2.12と3と4.5の部分かと思います。
・2.2は旧姓を記入する部分ですので、学生は関係ないと思うので空欄で可。
・2.6は本籍地を記入。本籍地はパスポートに書いてあると思います。
・2.8は独身であれば、Célibataireと記入しましょう。
・2.12はパスポートの有効期限を記入します。
・3は結婚している場合のパートナーの情報を書く部分ですので、これもほどんどの学生の場合は記入する必要はありません。
・4.5は日本大使館、ジュネーブの場合はジュネーブ総領事館(Consulate of Japan)と記入すれば平気でした。
もう1つの申請書類である「E form - “Séjour à Genève pour études (ressortissants extra-européens)”」はOCPMのホームページからなくなっていたので今後は提出する必要がないのかもしれません。
書類を記入し終わったら、スキャナーでPDF化してメールに添付して出国の1ヶ月以内に送りましょう。
そうすると、入国許可のメールが届くものと思われます。(私は提出していないので分かりません笑)
入国許可がなくても問題なく入国ができたので、メールを提出さえしておけば入国許可の有無は関係ないと思います。
出国前の滞在許可証の手続きはこれだけです。
フランスの場合は日本フランス大使館に行き講習を受けなければいけないなど、面倒なのですが、スイスに関しては楽でいいです。
入国後の手続き方法
さて今度はスイスに入国後の手続きを解説します。大まかにいうと、
①10日以内にOCPMに行き、書類(学生証・入学許可書・パスポート・日本から送った書類)を提出。
②1週間から10日後くらいにメールアドレスにメールが来る。
③再度OCPMに行き、申請料を支払い(クレジットカード可)・写真撮影・指紋登録をして完了。
④後日、住宅のポストに滞在許可証が届きます。
では詳しく説明していきます。
①10日以内にOCPMに行き、書類を提出。
書類(学生証・入学許可書・パスポート・日本から送った書類)を提出しに行きます。
写真が二枚必要と説明があるのですが、向こうが撮るので、用意して行く必要はありません。またスイス入国後10日以内にOCPMに行かなければいけないとなっています。
なのでなるべく早めに行きましょう。とはいうものの、大学のオリエンテーション時に配られる学生証・入学証明書が必要なのでそれまでは行こうにも行くことができません。私は入国から20日後くらいに行ってもなにも言われなかったので大丈夫だと思います。
1つ重要なアドバイスがあります。
初回にOCPMに行く時絶対に、朝早く行くことをお勧めします。私は11時についた段階で70人待ちで、合計4時間も待つ羽目になりました。フリーWiFiはありますが、電話番号が必要なので私は使うことができませんでした。なので、みなさんは朝一番に行くべきです。7時から(水曜日は9時から)なので起きるのが大変ですが、待つことを考えたら楽なもんです。また、雨の日は狙い目らしいです。
②メールが届きます。
1週間から10日ほどで登録したメールアドレスにメールが届きます。
そこにはパスポートと申請料を持って、「窓口O」に直接来るように言われます。
③再度OCPMに行き、直接「窓口O」に向かう。入口を入って一番右奥にあります。
こちらはほとんど並ぶことはありません。好きな時間に行って大丈夫だと思います。
ここで、パスポートを出し、申請料を払う。そして今度は写真撮影と指紋認証をします。2回目はものの15分で終わります。
④後は、ポストに滞在許可証が入った手紙が届くのを待つだけです。
OCPMへの行き方
OCPMは町の中心部からトラム・バスで行くことができます。20分ほどの場所です。ちなみに歩いて行くと40分から1時間かかります。私は2回目の時に歩いて行きましたがオススメはできません笑
グーグルマップでナビ検索するのが一番分かりやすいです。
OCPMは「Bandol」という駅の目の前です。
こちらがOCPMの入り口。駅の右手側すぐ目の前、カラフルなエントランスなのですぐわかると思います。
このように中は混雑しています。電光掲示板に順番が表示されるので、ひたすら自分が呼ばれるのを待ちましょう。
まとめ
ジュネーブに到着して何かと不安な始めの時期。必ずやらなければいけない滞在許可書の申請について詳しく説明しました。これを読んで早めに申請を済ませてしまいましょう。
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